NIPT検査は、母体の血液から胎児の染色体異常を非侵襲的にスクリーニングする検査です。高い精度と早期検出が特徴です。
今回は岐阜県唯一の基幹施設、岐阜大学医学部附属病院についてご紹介します。
岐阜大学医学部附属病院のNIPTの特徴
NIPT基幹施設
岐阜大学医学部附属病院のNIPT検査を受けるには、最低3回の受診が必要です。
まず、第1回目の受診では妊娠12週までを目安に、かかりつけの産婦人科医からNIPT検査の初診予約を取ります。その後、検査条件と胎児の状態を確認し、次回の予約を取得します。
第2回目の受診は、妊娠10週から13週頃に行われます。この時、ゲノム疾患・遺伝子診療センターで遺伝カウンセリングが行われ、特に夫婦そろっての来院が必要です。遺伝カウンセリングの後、検査に同意する場合、採血が行われます。
そして、第3回目の受診は検査から約2週間後に予定されています。この回で検査結果が報告され、必要に応じて遺伝カウンセリングが行われることになります。
県内唯一のNIPT基幹施設のため、安心感を第一に考える方にはおすすめです。しかし受検条件が設けられているため、希望した方全員が検査を受けられるわけではない点に注意が必要です。
検査内容は基本検査のみ
岐阜大学医学部附属病院のNIPT検査は、21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーといった染色体の数の異常を調べる基本的な検査です。性別判定や他の染色体の異常については調査されません。性染色体や全染色体の検査を希望する場合は、他の医療施設を検討する必要があります。
ご自身のニーズを明確にし、適切な医療施設を選ぶことが重要です。
岐阜大学医学部附属病院のNIPT検査費用
自費となる産婦人科での妊婦検査料にプラスして、約21万円が検査費用としてかかります。同程度の検査費用は他院でも見受けられますが、全項目検査できるなど、検査項目が異なる場合もあります。当院は基本の三項目のみの検査のため、やや割高な印象を持つかもしれません。
岐阜大学医学部附属病院のNIPT検査結果はいつ届く?
検査から約2週間後に検査結果が出ます。
岐阜大学医学部附属病院のNIPT口コミ評判
調査中
岐阜大学医学部附属病院のNIPTはどんな人におすすめ?
認可施設の安心感を重視する方
岐阜大学医学部附属病院のNIPT検査は、医療施設の検討において安心感を求める方に非常におすすめの選択肢と言えます。
岐阜大学医学部附属病院は遺伝カウンセリングの体制が整っています。遺伝カウンセリングは、検査結果に基づいて生じる情報や感情に対処するために不可欠です。この施設では、専門的な遺伝カウンセラーが患者さんとその家族に対して、検査前後にわたり適切なカウンセリングを提供しています。これにより、検査結果に関連する疑問や不安に対処し、適切な意思決定をサポートします。
岐阜大学医学部附属病院のNIPT検査は、遺伝カウンセリングの安定した体制により、検査を安心して受けたい方々におすすめできると言えます。
岐阜大学医学部附属病院へのアクセスがよい方
岐阜大学医学部附属病院のNIPT検査は、アクセスが良い方に特におすすめです。最寄りの岐阜駅から約8キロの距離に位置しているため、自家用車や公共交通機関を利用して来院できる方に適しています。
自家用車を利用する方にとっては、駐車施設が提供されているかどうかも考慮すべきポイントです。公式HPには「駐車台数には限りがありますので、できる限り公共交通機関のご利用をお願いいたします。」となっていますが、駐車場の利用自体は可能なようです。
新型出生前診断(NIPT)とは
NIPT検査の概要
新型出生前診断(NIPT)は、母体の血液サンプルから胎児の健康状態を非侵襲的に評価する先進的な検査法です。この方法は染色体異常(例:21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー)のスクリーニングに主に用いられ、非常に高い精度でこれらの異常を検出できます。同時に一部の認可外施設では性別も判定でき、産後の準備を進めることができます。
検査結果が陽性の場合、遺伝カウンセリングにおいて遺伝的異常について理解し、対処することができます。NIPTは妊婦とその家族にとって有用な情報を提供し、適切な医療判断やカウンセリングを受けるための手段となります。ただし、確定診断ではないため、陽性の結果については追加の検査が必要となります。
NIPT検査のメリット
NIPT検査のメリットは、非侵襲的で高い精度を持ち、妊娠初期から受けられることができる点です。また一部の認可外施設では性別も同時に判定でき、親にとっては赤ちゃんの性別を知る機会でもあります。このような利点により、NIPTは妊娠中のストレスを軽減し、安心感を提供する重要な選択肢となっています。
岐阜大学医学部附属病院のNIPT口コミ評判まとめ
今回は岐阜大学医学部附属病院のNIPTについてご紹介しました。不安に思う方は一度、遺伝カウンセリングだけでも検討してみるとよいかもしれません。