NIPT検査は、妊娠中の母親の血液を調べて、赤ちゃんの染色体異常を非侵襲的に検出する方法です。この検査は主にダウン症などの染色体異常のリスク評価に用いられます。
今回は、福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPT検査についてご紹介します。
福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPTの特徴
NIPT基幹施設
福島県⽴医科⼤学附属病院はNIPT検査を提供する基幹施設として認定されています。当院におけるNIPT（非侵襲的出生前診断）検査の手順は以下の通りです。
分娩予定日が確定したら、かかりつけの産婦人科医療機関を通じて、遺伝診療部の遺伝カウンセリングの予約を取りましょう。通常、妊娠10週0日から14週6日の間に受診がお勧めされています。「検査前の遺伝カウンセリング」を夫婦で受けた後、双方の同意があれば、当日に血液採取も行うことが可能です。
NIPTを受けた場合、約2〜3週間後に「検査結果説明時の遺伝カウンセリング」を夫婦で受けることになります。NIPTにより、いずれかのトリソミーが「陽性」と判定された場合、当院の産婦人科での羊水検査が必要となります。ただし、当院で羊水検査を行う場合、追加費用はかかりません。
手厚い遺伝カウンセリング
遺伝カウンセリングは、遺伝に関連する悩みや不安、疑問などを抱える方々に対して、正確な遺伝学的知識と最新の情報をわかりやすく提供し、理解を深めるお手伝いをするサービスです。また、患者さんの話をじっくり聴きながら、自身の意思決定に向けて医療的なサポートや心理的な支援を提供します。
この遺伝カウンセリングの対象となる症例には以下のものが含まれます。
- 出生前診断（NIPTを含む出生前遺伝学的検査）
- 染色体異常
- 先天異常症
- 遺伝性腫瘍
- 神経・筋疾患
- その他の遺伝性疾患
遺伝カウンセリングは、患者とその家族が遺伝的なリスクや選択肢についてよく理解し、適切な医療上の決定をする手助けを提供します。
福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPT検査費用
NIPT検査の料金は169,000円、遺伝カウンセリングの料金は最初の30分が5,500円で、それ以降の30分ごとに2,750円が追加されます。これらの費用は全て税込み価格です。
福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPT検査結果はいつ届く？
NIPT検査を受けた後、約2〜3週間後に、検査結果を説明するための遺伝カウンセリングを夫婦で受けていただきます。NIPTで陽性結果が出た場合、当院の産婦人科での羊水検査が必要とされることがあります。また、必要に応じて、紹介元の医療機関でも羊水検査を行うことが考えられます。
福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPT口コミ評判
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福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPTはどんな人におすすめ？
認可施設で検査を受けたい方
福島県立医科大学附属病院はNIPT認可施設として認定されています。遺伝カウンセリングの体制が整備されているため、安心感を重視して検査を受けたい方におすすめです。ただし、注意点として以下の点が挙げられます。
NIPT検査を受ける際には、夫婦で2回の遺伝カウンセリングを受ける必要があります。この点を念頭に置いて検査のスケジュールを調整する必要があります。また、NIPT検査は一般的に一定の制約や条件があるため、検査を受ける前に病院と相談し、自身や夫婦の状況に合わせて対応できるかどうかを事前に確認することが重要です。
このように、NIPT検査を受ける際には、検査と遺伝カウンセリングの双方の要件を確認し、準備を整えることが大切です。
基本の3項目のみの検査をしたい方
福島県立医科大学附属病院のNIPT検査は、基本的な3項目のみの検査を希望する方におすすめです。認可施設では、検査項目が決まっており、基本的なトリソミーのスクリーニングに焦点を当てています。しかし、より幅広い検査を希望する場合や性別の分かる性染色体検査を希望する場合には、認可外の施設を含めて検討する必要があります。
認可外施設では、さまざまなオプションが提供されており、患者の要望に合わせて検査内容をカスタマイズできることがあります。これにより、より詳細な情報を得たい場合や特定の性別情報を知りたい場合に対応できます。ただし、認可外施設を選択する際には、信頼性や安全性に十分な注意を払う必要があります。
要するに、NIPT検査の選択肢は患者の希望やニーズに応じて広がりますが、認可施設と認可外施設の違いを理解し、適切な選択を検討することが大切です。
新型出生前診断(NIPT)とは
NIPT（非侵襲的出生前診断）検査は、妊婦が赤ちゃんの染色体異常を調べるための一種の血液検査です。この検査は、妊娠初期に行われ、母体の血液中に赤ちゃんから放出されるDNA断片を調べて、主にダウン症やその他の染色体異常を検出します。
この検査は非侵襲的で、特に羊水検査や絨毛検査などの侵襲的な方法を避けたい場合に利用されます。 またNIPT検査は高い正確性を持ち、特に高齢妊婦や高リスクの妊娠の場合に推奨されます。検査結果は、染色体異常のリスクを示し、必要に応じて追加の詳細な検査を検討するために使用されます。
福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPT口コミ評判まとめ
今回は、福島県⽴医科⼤学附属病院のNIPT検査についてご紹介しました。ご自身のニーズはどの医療施設で満たされるのかを考えてみましょう。