NIPT（新型出生前診断）は、妊娠中の母体の血液を用いて胎児の染色体異常や遺伝的疾患を非侵襲的に検査する方法です。高い精度と安全性を持ち、妊娠の早い段階から問題を発見するのに役立ちます。
今回は、東海⼤学医学部付属病院のNIPT検査についてご紹介します。
東海⼤学医学部付属病院のNIPTの特徴
NIPTと遺伝子診療
東海大学医学部付属病院は、日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会によってNIPTを実施できる医療機関（基幹施設）として認定されています。当院の遺伝子診療科は、当院の産科患者や提携している他の医療機関の患者を対象にNIPTを提供しています。この取り組みは、検査結果が出た後も患者が必要なサポートを受けることができるようにするために重要なものと考えています。
東海大学医学部付属病院でNIPT検査の受ける対象者は、以下の条件を満たす方となります。
- 高齢の妊娠を希望する方。
- 以前の妊娠・出産で、児が染色体異常症であることが確認された方。
- 胎児に染色体異常の可能性があると示唆された方。
- 適切な遺伝カウンセリングを受けても、染色体異常に対する不安が解消されない方。
NIPT検査の受診手順と条件
東海大学医学部付属病院のNIPT検査は妊娠10週0日以降の方からの予約を受け付けていますが、妊娠15週0日以降は検査が行えません。外来を受診する際、当院産婦人科通院中の方はまず主治医に検査の対象であることを確認し、遺伝カウンセリング外来の予約を遺伝子診療科外来受付で行ってください。また、地域医療機関通院中の方は、通院中の医療機関が当院と連携しているかを確認し、連携している場合は主治医の先生を通じて当院医療連携室で予約を取ってください。
ただし、外来の予約には一定の制限があり、予約状況によってはNIPT検査を受けることができない場合もあります。最後に、当院ではパートナーとの話し合いを重視し、共に意思決定を推奨していますので、原則としてパートナーと一緒に来院してください。
東海⼤学医学部付属病院のNIPT検査費用
初診料は11,000円で、NIPT検査費用は別途165,000円、結果説明時の再診料は別途5,500円がかかります。
東海⼤学医学部付属病院のNIPT検査結果はいつ届く？
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東海⼤学医学部付属病院のNIPT口コミ評判
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東海⼤学医学部付属病院のNIPTはどんな人におすすめ？
認可施設で検査を受けたい方
東海大学医学部付属病院のNIPTは、認可施設で提供されており、特に検査を希望される方におすすめの選択肢です。認可施設の特徴として、検査項目が所定の3項目に制限されていることが挙げられます。この制限には、染色体異常や遺伝性疾患に関する基本的な情報が含まれています。
制限された検査項目であるため、追加の詳細情報や特定の遺伝子に関する詳細な診断は提供されません。しかし、基本的な情報が必要で、それに基づいて行動計画を立てる場合には非常に有用です。また、NIPTの認可施設は、信頼性と高い品質基準に従って検査を行うため、安心して利用できる点も魅力です。したがって、自身や家族の健康に関心のある方には、この認可施設のNIPT検査が適しています。
アクセスのよい方
東海大学医学部付属病院のNIPTはアクセスの容易な場所にあるため、利用しやすい選択肢です。ただし、現在の時期における妊婦さんはつわりなどで体調が大きく変動することがあるため、近くに住んでいても注意が必要です。通院の負担を軽減するため、オンライン診療という方法も選択肢の一つとして検討しましょう。
オンライン診療は、妊婦さんの体調や生活スタイルに合わせて柔軟に対応できる利点があります。医療アドバイスや情報提供をオンラインで受けることで、通院の必要がない場合もあります。ただし、NIPT検査自体は通院が必要な場合があるため、具体的な状況に合わせて適切な方法を選択することが大切です。妊婦さんの健康と安全を考慮しながら、最適なアプローチを検討しましょう。
新型出生前診断(NIPT)とは
NIPT検査の概要
新型出生前診断（NIPT）は、妊娠中に行われる非侵襲的な検査で、母体の血液から胎児の染色体異常や遺伝性疾患のリスクを評価することができます。この検査では、母親の血液中に胎児から放出される微量のDNA片断を解析して、染色体異常や特定の遺伝子変異を検出します。NIPTは他の方法に比べて非侵襲的で、高い精度と安全性を持っており、妊婦さんと胎児の健康状態を評価する重要なツールとなっています。
NIPT検査のメリット
NIPT（新型出生前診断）にはいくつかのメリットがあります。まず、この検査は非侵襲的であり、母親の血液から行われるため、お腹に針を刺す必要がなく、胎児にリスクをかけません。さらに、NIPTは染色体異常や遺伝性疾患の検出精度が高いため、正確な情報を提供します。この検査は妊娠の早い段階から実施でき、問題を早期に発見できる利点もあります。
NIPTの結果が正常である場合、妊娠に関する不安が軽減され、安心感を得ることができます。一方、異常が検出された場合、早期に対処するための計画を立てるチャンスを提供し、健康な出産をサポートします。NIPTは多くの染色体異常や遺伝性疾患を調べることができ、幅広い情報を提供するため、妊娠中の健康管理に役立つ重要なツールと言えます。
東海⼤学医学部付属病院のNIPT口コミ評判まとめ
今回は、東海⼤学医学部付属病院のNIPT検査についてご紹介しました。ご自身のニーズと医療機関の特徴をよく理解し、ご自身に合った医療施設選びを進めましょう。